Part2いっくよー。
Lightroom5を導入してから初めての造形イベント撮影でした。この日の会場内はいつにも増して暗かったんで「きっとLightroomがなんとかしてくれる!」と露出アンダーでシャッタースピードを稼ぐ作戦でいったのが結果的には大正解だったかも。Lightroomさまさまやでえ…。
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使用カメラ・レンズ:キヤノンEOS50D・TAMRON SP AF 17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical(一部TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1)
『グリズリーパンダ』ミクずきん。
毎回ここの作品を見ているとデジタル原型にだって作家性は充分に宿るんだという実は当たり前のことを思い知らされるのですよ。
まず最初に見せたい形があってそれを表現する手段がたまたまデジタルだっただけ、とでも言うのか。
前にも言ったような気がするけどもうデジタルもアナログも関係なくなっちゃったね。
かと思えば新作のプリキュアみたいに最近はきっちりと元のキャラに似せてくる器用さも。
原型師さんの成長・進化過程を追う醍醐味はやっぱりイベントへ足を運べばこそじゃないかという。
『うねり階段』ミク。
ミクという記号の限界に挑戦してるみたいでおもしろいね。
ねこのひと(あくび)。
ねこのひとフォーマットでこういうアプローチって意外となかったかも?いろんな作風を試してて楽しそう。
『猥幽亭』ちんまい恋愛ラボ生徒会セット。
ダッキー……。
ちんまいあんこうチーム。
これはこれで戦車プラモとの相性よく見えるのはなんでだろう。
『HAPPY FULL THROTTLE』ホワイトブレス美乃。
上目遣いは正義。
本日のおっさんホイホイその2、ボーグマン・リョウ!
こういうのにうっかり出くわすからイベントは気が抜けないのだ。
そしてダストジード!!
この溢れ出すかのような「他の誰でもない俺が欲しいから作った」感、すばらしい。
『キンキョーギンキョー』AKB0048智恵理。
仕上げはちょっと粗いところも見受けられるけどやりたいことはよく伝わってきますなあ。
パニエのばらけさせ方とかセンスはとてもいいものを持ってると思うので、完成を焦らず詰めていくことに楽しさを見出したら一気に上手くなりそう。
今後に期待させていただくますよ!
そして今イチオシの成長株『figureneet』オリジナル、しぐれりんごちゃん。
この人もやりたいことがいっぱいありすぎて時間が足りない系ですが、前作・はれのひさくらちゃんを初めて見た秋の神戸からの技術的な上昇曲線がちょっとえげつないです。
なんというか、自分が思い描いている「かわいい」をそのまま立体に落とし込める人って実はそんなにいないんじゃないかと。
もちろんそこに達するまでには誰だってたゆまぬ努力が必要なんだけど、努力したうえで出力結果が脳にある「かわいい」と必ずしも同一のベクトルにはならないような気がするわけです。
まあ要するになにが言いたいかというとその感性はとても貴重だから大事に磨き上げていって欲しいなあってなことです。
もっともこの人は他人が何を言うまでもなく次の課題をどんどん自分で見つけて克服していくタイプだと思うんですけどもね。
それはこの新作のリンを見ればよーーーーくわかるし。
秋に知ってからずっとblogの製作記もチェックさせてもらってるんですが「作るのが楽しい!」っていうのが端々から伝わってきて、読んでるだけでこっちもにこにこしちゃうのですよ。
とにかく人を楽しませたい性分なんだろうなあ、っていうのがベースからもわかる…っていい加減持ち上げすぎ?
こっちも新作、けいおん唯すぺしゃるうんたん。
持ち上げついでに(ついで言うな)とうとう初めてけいおんキャラ取り上げちゃったよ!
『プロパー屋』デビバニ・オーネさんはデジタル原型、しかも聞けばMODELA出力!
ワックスを切削するタイプであるMODELAは構造的に逆テーパーが作れなかったり制約もあるはずなんですが、パーツ構成と角度の工夫でうまくクリアされてるみたい。
メカものでMODELAを使っているディーラーさんはよく見かけるけど、やり方次第でこんなフィギュアも可能なんだねえ…とひとしきり感心してしまいまった。
『Windflower』太公望。
最近の大槍キャラの不思議な…もとい特徴的な耳のポジションを正直に…もとい忠実に立体化してるところにSっぽさ…もとい真摯さを感じるのですよ。
「Little World2」表紙の女の子。
太もも裏からふくらはぎ~ちょっと浮いたかかとまでの流れがいいねー。
顔の造形も今と昔の大槍絵のいいとこどりな感じでまとめられてますな。
『the poppy puppet』西住どの。
この日はキューポラから上半身を出した姿ばっかり見てたせいかヤケに太ももがまぶしいぜ…。
秋山どの。
ちょ…っとスカート短すぎやしませんかね…。
そしてさおりん安心のむっちむち感。おなかがマニアックすぎる…。
Part2最後の紹介は『鬼八堂』ペパクラあんこうチーム。
ガルパンが戦車モデラーの裾野を広げたことは今更言うまでもないですが、「実車のディテールをどれだけ再現するか」がキモだった戦車模型の楽しみ方の裾野まで広げたんだなあと感銘を受ける一品ですよ。
アンツィオ高校。
ディテールを極限まで簡略化しつつここだけは譲れない的なこだわりというか、ここさえ別パーツにしておけばわりとそれっぽく見えるんだなと感じさせるパーツ構成が実に秀逸であります。