2001年の我がサークルの活動予定を鑑みるにつけ今年中に関東方面での知名度を少しでも上げておいたほうがよさそうだと勝手に判断し、冬コミへの追い込みでケツに火がついてるであろう時期の開催だというのにも拘らずCOMITIA54への参加を決意したオレ。正直なところ前回参加した2月の「51」において予想を遥かに上回る結果を出すに至り少なからず味をしめていたと言ってもいいかも知れねえ。とはいえいくら東京でも創作系に限らずパイは限定されておるワケで、初参加サークルへの食いつきがいい(スタッフ氏談)ティア参加者であったればこそのかの数字。新鮮味という飛び道具を失ったウチの本に対する彼らの反応ははたして如何なるものか、ある意味今回こそが正念場であると言えよう。
なんつってムリにでも盛り上げてみつつ。
さて。前回参加時はもうとにかく不安のカタマリであったオレ、せめて行きぐらいは威勢よくってことで当日朝から始発の新幹線、しかものぞみでGO!の大盤振る舞いであった。初めて乗った700系。真横から見るとスマートなのに斜めからの視点になった途端カモノハシに豹変するあの「角度によってビックリするほど別モノになる」顔。まさにともさかりえのようであった。
今回はとてもじゃねえがそんな余裕はねえ。なにせ一人暮らしを始めたばかりでひと月あたりどんくらいかかるかまださっぱり掴みかねておるのだ。余計な出費は最大限抑えておかねばならねえ。ってわけで行きは貧乏同人の味方ムーンライトながらに決定。それでも帰りは新幹線に頼らざるを得ねえので結局往復2万からフッ飛ぶのであった。ぎゃぴい。
11日、土曜日。
定時で仕事をあがってとっとと帰宅、ネコでトリの事業所まで送っておいた販売物以外の持ち物をチェックし荷造りを済ませ、7時半ごろ出発。引っ越してからはJRまで歩いて15分ほどになったので愛車・轟天5世号はお留守番。道すがら仕事場に寄って車内のヒマ潰し用に京極夏彦の文庫版「狂骨の夢」を買う。ノヴェルズ版は既に以前貸してもらって読んでるんだが文庫版発行に伴って400枚からの加筆があるらしいのでちょうどいい。でも多分その加筆のパートに行きついても気づかず読み進むんだろうが。文字オンチだでかんわ(名古屋弁)。
7時59分京都発の米原行き新快速というからこれは夏コミの行きで乗ったのと同じ列車である。まざまざと脳裏に蘇るあの忌まわしき坂田の夜の記憶。とか言いながらまたぞろ同じバカを繰り返せばそれはそれでおもしろいんかも知らんが別にネタ作りの為だけに日々過ごしてるつもりもねえので大事をとって荷物は全部足元に置く。
ところで最近、ペースメーカー使用者への配慮の意味も兼ねて鉄道各社とも車内混雑時の携帯電話使用を控えるようアナウンスしているのは周知のところだと思うのだが、こういった混み合う場所においてケータイの電磁波が精密機器に及ぼす影響を知らんヤツなんぞ今時いるとも思えんし、要するにペースメーカーの普及の度合いを知らんから平気でいられるんだろう。オレは携帯持ってねえし使ったこともねえのでよくわからんのだが大体あいつらは始終何ミリ四方かのちっこいテンキーをピケピケ押して何をやってるのか。メールかなんかなのか。そんなに密に連絡とらにゃならんほどなんだかんだとたて込んどるのか。あといまだに電話しながら車を転がしてるバカがしょっちゅういる。もうすでに立派な道交法違反のハズなので問答無用に免許取り上げてしまって欲しい。
話がズレているうちに米原着。大丈夫、ちゃんと荷物は全部持って下車しましたともさ。そのままどうという事もなく大垣行きに乗り換えて9時半ごろ大垣着。夏コミん時はちょうど坂田駅のホームでマジンカイザーを頭ン中フルボリュームでかけながら優しいおっちゃんと話してた時刻であるなあ。
充分時間があるので駅から5分ばかり歩いたところにあるゲーセンでDDRだのテトリスTAだのやりつつヒマを潰す。以前は駅からすぐのところにもうちょい小さなゲーセンが一軒あったんだが、去年あたりにどうやらツブれたらしく、なんか今はローン会社だかが入っている。ともかく小一時間ばかり時間を潰していつものローソンで弁当を買い駅へ戻る。列車がくるまでまだ結構な時間があったため温かいうちに駅の待合室でさっさと食べてしまい、読書して待つ。ホームにはちらほらと人がいるにはいるのだが、さすがにコミケの時のように右も左もイカニモ君な状況ではなかった。それでもなんとはなしにそれっぽい風体の人物はいるわけで、ここいらへん同業者として何故か嗅ぎ分けが利くもんなんだよな。な。こういうのもある種の職業病なんかも知れん。なんてな話はこっちへ置いといて乗車。
夏コミでの教訓にならいわざわざ席のサイドを指定して進行方向に向かって左列の通路側を取ったんだが、それでも結局1時間も寝てねえと思う。その1時間すらひどく浅いものだったんでまるで寝た気がしねえまま東京までの5時間半を過ごす。まったくもってどうすりゃいいんだか。なんか車内泊での安眠のいいアイデアがあったらご教授願いてえ。
大アクビをブッかましつつ八重洲口の銀の鈴で洗顔・ヒゲ剃り・歯磨きを済ませるがまだ5時。サークル入場までまだ相当な時間の余裕があるので、そのまんま銀の鈴で時計が6時を指すまで生命活動を停止してみる。周囲にも老若男女が座った姿勢で石化していた。ベンチシートを占領して横たわっているおっさんの方面から時おり聞こえてくるイビキがヤケに恨めしかったのだけ記憶している。
いつものルートで豊洲に着いたのが6時20分ごろ。雲行きがちょっと怪しげなのが気にかかる。いつもの吉野家で納豆定食。今日は異様に冷え込むので風邪ひきの我が身をいたわりけんちん汁で中から身体を温めることにする。この早朝から瓶ビールをバカスカ空けていく向かい側のおっちゃん2人組を眺めながらのーんびり食って7時前に店を出てバス乗り場でビッグサイト行きの便を確かめると…8時半?
もういいや。歩こう。白状するとこの時オレはどういうワケだか妙にテンションが上がっておって、ほっときゃスキップでもしかねん勢いであった。そういや前ん時も吉野家を出た途端にテンションが急上昇したんだった。もしかしてあすこの納豆にはアップ系のクスリでも混入してるんかも知れねえ。
ところで勿論オレはビッグサイトまでの道のりを歩いた経験など一度たりともねえ。でもバスから見てた景色ではたしかまーっすぐ行って高架をくぐったとこで右に折れ道なりにつーっと行きゃ着いたように思う(すげえいい加減)し、バスでもものの10分ほどだから大体30〜40分も歩きゃよかんべいと判断したのであった。で、実際歩いてみて初めてあの高架がTWRのものだと知り何故だか変にうれしかった空条さん。やはり何らかの薬物を盛られていたのであろうか。
空が明るくなってくると怪しい雲もただの曇り空とわかりひと安心するが、北の空にかかる不気味なまだらの雲だけが不安を呼ぶ。あんまし見知らぬ町をてけてけ呑気に歩いて約40分。ほら見ろちゃんと着いた。時間的にもほぼ読みどおり。豊洲からビッグサイトまで大体5500歩と出た(ポケチュウ調べ)。
と、会場の敷地内に入った瞬間から腹部にさし込むような痛みが走る。…到着早々に大ってのもなんだかなあ。出もの腫れものところ構わずってやつか。すっきりついでにここでまたクウガ変身ベルトを巻く。当分はこのベルトが目印になるのでよろしく(何を)。
8時。東ホール入り口への歩道橋にはすでに目算でも200人ほどの一般参加者が列を成していた。その列から少し離れて手摺りを風よけにしながら「狂骨の夢」の続きを読んでいると、先日の関西ティアの打ち上げにも来ていたスタッフ氏が前を通りかかる際こちらに気づき声を掛けてくれた。今日も一日よろしくどうぞ。
それから10分も経たぬうちに今度はこちらへと近づいてくる人影。「畑48」では奇しくも(陰謀の匂いもしないでもねえが)隣りあってしまった「まるちぷるCAFE」なかせさんである。そこでおもむろにカバンから取り出され手渡されたものは今日初売の新刊「でもくらちゃんM(ミレニアム)」と…
うまい棒。
…えー、これが指し示す意味についてここでは多くを言及しないので、わかる人だけほくそ笑んで頂きたい。できることならシラ切り通そうと思ってたんだがどうやらモロバレである。それにしたってアタクシ強制参加ですか。とほほ。おもしろいからいいやちくしょう。チーズ味。
8時半、ゲートが開かれひとまず入場、サークルゲート前まで移動する。途中でセッティング準備中の中村代表とすれ違い会釈する。顔なんざ忘れられてようがそんなこたどーだっていいのである。要は己のココロモチを伝えるか否かっすよ。誰に言ってんだオレよ。
9時のサークル入場開始とほぼ同時にパンフを購入して入場、設営開始。今日のスペースはH-16b、メインストリートてえやつである。全くもってなんでさしたる実績も貢献も残しておらん零細サークルがこんな厚遇をうけてるんだかわからん。いわゆる緩衝材と考えるのがオレ的に一番妥当なセンなのだが。それでなくても「H列のHは○○○○(人名)のH」で、「だからH列に配置されてるのはみんな○○ゃ○○○ーだ」などというヒジョーにキナくせえウワサまでもが聞こえてきておったものだから、またハンパに当てはまってしまうオレなんかはもう戦々恐々であったのだ。パンフの配置図によれば今回は大まかなジャンル分け配置が行われているようなのであるが、オレのスペースがある「メインストリートに面した列」と「外周に面したお誕生日席」、「壁」にはジャンル分類を示すカケアミが全く入っていない。つまりはいずれ要注意サークルとして回状なりなんなりが出てるんだろう。目ェつけられるような悪事は働いてねえつもりなのだが、表だっては。
左隣は和綴じの妖怪本で噂の「月夜工房」さん、そして右隣はティアマガ誌上でも毎回高い評価を受け続けている「あわたけ」さん。そのもひとつ向こうには唐沢なをき氏のアシスタントとしていろいろ名高い(笑)藤井ひまわりさんの「ひまわりデザイン研究所」。見ろ見ろやっぱしオレ緩衝材じゃん。とかそんなインに考えててもラチがあくわけでなし、ヨソはヨソ、オレはオレ。せっかくこんだけの場所を頂戴したのだからここはひとつ己の立ち位置をじっくり確認とシャレこもうではねえか。全然シャレんならんかも知らんが。
10時をちょっと回った頃に「R-Gray」泉川康裕さんのとこへ挨拶に行く。壁配置のスペースに挨拶に行くなんて初めてなのでちょっと動揺。しかし本人の姿は見えず、なんだかわからんが周辺の空気が異常にいたたまれずコンマ5秒でマワレ右して退散。オレなんかにゃまだまだ近づくことすら許されねえ領域なんだろう。
自スペースに戻り20分ほどすると泉川さんの方から挨拶に来てくれた。どうやらさっきはちょうど顔を洗いに外してたんだそうな。10分ばかり話しこみ互いの健闘を祈る。やがて時計は11時。明日の冬コミ当落通知の内容如何によってはオレにとって今世紀最後のイベントとなるCOMITIA54のスタートである。今日判明したことなのだが、どうもティアの開場時の拍手はすべて一般参加者に向けられたもののようである。ってまだ言うか。
最初の1時間、我がスペースの状況はといえば非常に「緩衝材としてよく働いた」ってところか。別に恨みごとでもなんでもなくて、素直にオレんとこにそれなりの集客力がねえだけのことなのである。周りからたとえどんだけ持ち上げられたとしてもオレには何より誰より正直で残酷な「数字」というアドバイザーがいるからして、そんな簡単に心得違いの起こしようがねえのだ。はなっから気楽なもんである。だからこの現実にあっても純粋に頑張ろうと思えるんだな。
などと思っていた12時ごろ、本日最大の事件がこの身に降りかかるのであった。
唐突に話は4日前の水曜日へと遡る。
それはオレがとある用件で某社へ電話をかけたところから始まる。この会社には、後述する「ネットで知り合った人物」が働いているというのを本人とのメールのやりとりで知らされていたため、この日もダイヤルしながら「これでハチあわせしたらおもしろいんだがな」と思っていたのだった。そして。
「お電話ありがとうございます。○○○○○○(社名)、担当の☆☆です」
…ほんとにハチあわせしてしまった。思わず電話口で彼にしかわからないネタをくち走りそうになるのを必死で飲み込みつつ用件を済ませるオレ。電話を切って抱腹絶倒。狭すぎるぞ日本!!
その夜、昼ごろ○○の用件で電話したのは自分だとメールしてみるとどうやら向こうも気づいていたようだ。と言うのもこちらが先方の会社へ登録しておいた個人情報を口頭で伝える必要があって、それを照合する際に電話の主がオレとわかる情報があちらのモニターに表示されていたのだ。道理で通話の途中に不自然な間があったと思ったら、あの瞬間に気づいたのであろう。そしてその場は「ほんとにこんなこともあるもんなんですねえ」でおしまい、だったのである。
まさか会場に来ているとはゆめゆめ思わんだろう。
いや、彼がこのサイトを見ているというのは知っていた。だからオレが同人活動を行っているのも知られていて当然ではあった。ただ彼がイベント会場へ足を運んでいるかどうかについてはまったく知らなかったのである。
だからスペース前へ突如現れたその姿に、オレはこの10年ばかり経験したことのねえ程の驚きを露わにせずにおれなんだ。
「…KOI2さん?」
「ピンポーン♪」
オーマイブッダ。「日経Netn@vi」や「Title」誌上で見覚えのあるお顔が眼前にあるこの事実を如何にせんとや。そしてその隣にはKOI2さんのサイトでも度々名前を見かけるツヴァイさん。いや待て。今やこの方は立派にネットアイドル。中国語で言えば電網的偶像。スワヒリ語では…知らん。グロンギ語ではゲゾゾガヂボグとかそんなん。ありえない出来事にもう完全にアタマ真っ白のオレから、ツヴァイさんともども本まで購入いただき、更に閉会後のお誘いまでも受けてしまう。帰りの新幹線のこともあるためあまり遅くまではご一緒できないが、ということでどうにも脈絡なくオレにとって初めての本格的なオフ会のアポが成立してしまうのであった。その後10分ほど放心状態が続いたオレ。いやん。
コミックビーム編集長・奥村氏のトークショーが会場中央奥の特設ステージで開催されるというのが今回のティアの目玉であった。いやオレはスケブ描いてるうちに始まっちゃったんで観てねえんだが、できればこういうスペースへばりつきの人間にも聴けるよう場内スピーカーで繋いでもらえるとありがたかった。原画展も見ずじまい。要するに未だイベントを堪能する術を知らねえ空条さんなのだったとさ。
2時ごろKOI2さん、ツヴァイさんが戻って来られる。どうも外のレストランで一杯ひっかけて来た様子。サイトでのウワサにたがわぬ酒豪と見た。とりあえず先に行ってます、との事で携帯の番号を教わる。この分ではオレが合流する頃合いには二人ともベロンベロンになってる公算が高いが大丈夫だろうか。一抹の不安がよぎる。
それから後も我がスペースはメインストリートとは到底思えぬ程にまったりとした時をむさぼる。
今日学んだこと。
「そうさく畑」が「大阪プロレス」とするなら「コミケ」は「バーリトゥードのドーム興行」であり、「COMITIA」は「PRIDE」。
ティアはセメントなのである、サークルも一般も。コミケのような凄惨な殺気やガッついた空気はねえ代わりに何とも形容しにくい距離感と緊張感が漂い、一瞬たりとも気が抜けない、そんな感じがする。だからこの場で認められた参加者は少なくとも自分に自信を持っておおっぴらに歩いて行って構わねえとオレは思う。なんでって、販売点数の多い今回より初参加の前回の方がトータルで多く出たんだから。所詮飛び道具を封じられればウチなんざこの程度のものなんであるし、そうやってはっきり結果として出てくれればこっちとしても却ってサバサバする。ともあれ往復の電車賃はどうにか出たからトントンで御の字。今月なんとか最小限のアカで乗り切れるかしらね。
3時半、心地よい疲れと新刊へのモチベーション、それからほんの少しの挫折感を胸に閉会。調子に乗ってコミケ並の量を投入した在庫の残りが今日の負け戦を全て物語っているようでもある。なんか必要以上に重たく感じるので全部箱に詰めなおしてトリで送ってしまうことにする。支払を済ませると前にいたなかせさんに挨拶。「そこにアンケート用紙置き忘れてるよ」あわわわわ。荷造り用の机にほっぽらかして来てしまった。シマらねえなどうも。
ビッグサイトを出たのが大体4時ちょうどあたり。どうあっても「舟和」の芋ようかんだけは入手せねばならねえので、その時間も考慮に入れKOI2さんには5時ごろには合流できると思うと伝えたがこれでは少々遅れてしまいそうである。
水上バスで日の出桟橋まで出た時点で4時40分。なにイ浅草行きは5時だとウ。完全に間に合わねえことが決定したところで公衆電話から連絡を取る。が
「おかけになった電話は電波の届かねえところにいるか電源が切れているためかかりませーんだベロベロベー」
ど。圏外。まいった。二度三度試してみるがやっぱりベロベロベーはベロベロベー。諦めてとにかく浅草行きに乗りダッシュで買い込む。すあまはまたしても売り切れ。今度から先に電話で取り置き頼んどこうか。浅草の電話ボックスから再びコンタクト。今度はちゃんと繋がった。6時には着けると報告し合流地点の再確認。慌てて都営銀座線に飛び乗り上野へ。最終のひかりの時刻を確認して山手線で合流地点・秋葉原に向かう。アキバでオフ…いかにもって感じである。駅に到着し、会場を出る際はずしていたクウガ変身ベルトをホーム上で再装着。すまん。一応人目をはばかってはいたので勘弁してくれ。なにせ敵方はもうとうにデキあがってるであろうからこっちも臨戦体勢を整えておく必要があろうと判断したのだ。昭和通り口の改札を出てすぐの電話ボックスから連絡。落ち合う場所を聞きそちらへ向かう。
やがて暗がりの中から浮かび上がるいまいち足元の覚束なさげな一団。やはりというかKOI2さん一味ご一行であった。先の2名に加えヨグさん、UDDさん、きら☆すみあきさんの計5名。KOI2さんも幾分酔ってはいるんだがまだまだ人として会話がちゃんと成立する状態。問題はツヴァイさん。携帯で誰だかと話をしつつやおらオレの肩を抱くといきなり頬にチュー。…自己紹介もまだのうちにベーゼを頂戴するとは思わなんだ。初対面でナンだが久々に本物のコワレを見た気がした。
ここでようやく自己紹介モードに入る。聞けばきらさんもUDDさんと共に今日のティアにサークル参加されていたとか。本を頂戴してしまい、自分の本を一冊残らずトリで送ってしまったのを後悔する。
会場はカラオケ屋である。カラオケ自体がもう約1年ぶりなので少々心配なところではあった。なにしろこの6人の中でシラフはオレだけであるからして、どうすりゃいい感じのインパクトを与えられるか考えた末の結論。
いきなり「グレート・ダッシュ!」で景気づけ。
大丈夫だ、このメンツなら通じる。そんな確信めいたものがオレの中にはあったように思う。で実際通じたし。
またこのツカミで皆さん遠慮のタガが外れたのか、その後の曲の8割がアニソン、1割がゲーム主題歌という極めてアキバのカラオケ屋らしいラインナップが繰り広げられたのであった。中でもヨグさんが入れた「Kanon」の主題歌がいつまで経っても利用中だったあたり、なんとも切なくてよろしい。
途中KOI2さんがページを繰っている歌本を横から覗いてみると、指がなぞっているのは「鈴木結女」。KOI2さん…鈴木結女…ピーン!
「街」か!!
わかる自分も自分である。そんな路線もアリとなればオレとて負けてはいられん(勝ち負けの問題かはともかく)とリモコンに叩き込んだ曲は
「Burning Hearts 〜炎のエンジェル〜」
いや、でもまさかバーニングレンジャーで大合唱になるとは思ってもみなかったので嬉しかったです。
お約束の「帝撃」も当然のごとくセリフ入り、「勇者王誕生!」では全員声を限りの「ディバイディング・ドライバー!!!!」。オレがつい入れた「超新星フラッシュマン」をきらさんが横で口ずさんでた時はちょっとビックリしたが。チェンジマンのがお好きでしたか。
ところでこのあいだ中、KOI2さんは頑ななまでにウーロンハイをあおり続け、ツヴァイさんは徹頭徹尾コワレっぱであったことを付け加えておかねばなるめえ。
むやみに熱い2時間は矢のように過ぎゆき、名残を惜しみつつ別れる。「みんなでBBS荒らしに行きます」というKOI2さんの捨てゼリフが恐ろしいやら楽しみやら。惜しむらくは時間の都合で、聴く価値ありと専らのウワサなKOI2さんの「ゲッターロボ!!」を拝聴できなかったことか。
しかしこんなにも痛快な東京の夜は初めてであった。KOI2さんホントにありがとうございました。ガザCはその後元気でしょうか。
最終のひかりにも無事間に合い帰路につく。と言いつつ山手線があと2本ばかり遅ければ危ないところだったんだが。
ぐったりしながら0時前に帰宅すると、またしてもジオのトラブルでインデックスがアクセス不能になった「ゑぶ面」があった。
冬コミの当選通知が郵便受けを鳴らしたのはそれから11時間後のことであったという。 |