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-雑記-

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COMITIA100お疲れさまでした

トレフェスや大ヴァンガ祭など同日開催イベント盛りだくさんで大賑わいのビッグサイト、その中でも今回のCOMITIAはひときわ盛況だったんじゃないでしょうか。いや結局スペース一歩も離れられなかったんだけどね…。

新刊『奪還MTB・プジョーVTT-905盗難〜奪回までの道のり』はおかげさまでほぼ予定数を売り上げることができました。お買い上げいただいた皆さんどうもありがとうございました!
この事件の顛末について「Twitterで見てました」と声をかけてくださった方が非常に多く、TogetterのPV数だけではイマイチ掴めなかった反響を会場でようやく実感できた気がしますよ。

書店委託についてもアキバblog楽画喜堂などで取り上げていただいた効果か、あっという間に在庫が底をついてしまいまった。記事で知ったけど買えなかったよ!という方、ホントに申し訳ない…。

今回は再販するつもりはなかったんですが、想像を遥かに上回る反響をいただいていることもあるので、近日中に再販できればと思ってます。このままじゃ夏コミどころか6月のサンクリにすら投入できないしね。

といってもモホ面さんはしがない創作サークル、正直そんな潤沢に再販できるわけでもないです。
そこでこのエントリを読んでいる「買いそびれちゃったから再販して!」という方は下にある「管理人やる気にさせボタン」を1回ポチッとやっていただけないでしょうか。
お寄せ頂いたポチり回数を再販部数の参考にしたいと思いますので、ポチりはできるだけ購入の意思がある方だけにしてもらえるとありがたいです。
再販が決まり次第また改めて告知します。どうかよろしく!

今週13日には大阪OMMで開催される関西コミティア40に参加します。G03「モホロビチッチ不連続面」。
こちらにも勿論『奪還MTB』持ち込みますよ。まあそう簡単に完売はしないだろう程度には投入するので参加予定の人はぜひ!
隣はCOMITIA100同様「本格青本」です。あわせてよろしくね!

COMITIA翌日は秋葉原で大友克洋GENGA展を見てきまった。
AKIRAの全原稿はもちろんだけど、幻魔大戦のイメージボードとかロボットカーニバルのジャケット絵とか、特にキヤノンT70の広告イラストとかすげえ懐かしくて食い入るように眺めちゃった。近作のジロ・デ・イタリアのイラストはどれものびのび楽しそうに描いててよかったなあ。
せっかくだから金田のバイクに跨ったところを撮りたかったんだけどちょっとした事情で泣く泣く断念…。
ともかく都内近郊に住んでてマンガに携わってる人なら見に行かない手はないですよ。
っつか「自分とは目指す方向性が違うから…」とか「見ても目がつぶれるだけだから…」とかグダグダ言ってないで行け!絶対になにかしら得るものはあるから!

カテゴリ:告知, 雑記

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サンクリ52とかあの花ショップとかまどカフェとか

サンクリ52に参加の皆さんお疲れ様でした!

天候があまり崩れなかったおかげか動員もなかなか多く、新刊『暁美ほむらのつよくてニューゲーム』も持ち込み分のほとんどを消化することができました。
手に取ってくれた人の反応もおおむね好感触のようでひと安心。
ほら…〆切一週間前ぐらいに必ず訪れるじゃない…「これ面白いのかなあ…」って不安になる瞬間がさ…。

で、なんの間違いか今日現在とらのあなの通販在庫が底をついてしまってます。
とりあえず再発注の検討をお願いして現在はその返答待ちなんですけど、再出荷分は6/26のまどかオンリー『僕と契約しようよ!』で販売した残りを回すことになるためどれぐらいの量になるかは来週になってみないとわかんないです。
メロンブックスCOMIC ZINの在庫はまだあるようですし、とらのあなも実店舗(秋葉原A、池袋、名古屋、なんば)ならまだ置いてるかも知れません。『僕と〜』へ足を運べない方はお早めに通販をご利用ください。

再販の予定はありません。まかり間違って『僕と〜』で完売しちゃったりでもしたら考えるかもですが。

さて。サンクリ終了後は夕食までの時間を利用して渋谷PARCO5Fのノイタミナショップで公開中の『あの花』秘密基地を見に行ってみまった。
日曜夕方ともなると相当な混雑で入場規制・時間制限であまり長居はできなかったんだけど、人だかりが消えた瞬間を狙って可能なかぎり撮影してみたよ。
大きい写真はFlickrへUPしたのでそちらをご覧いただくとして、このエントリではここで撮影した写真を立体加工してNintendo3DSから閲覧できるようにしたものを掲載していこうかと。
秘密基地以外の原画展示なんかもFlickrを見てみてくださいな。

※このエントリに使用している画像は全てmpoファイルです。これは仕様上jpgと同様に表示されるファイル形式ですが、ブラウザによっては正しく表示されない可能性があります。
3DSのブラウザからは画像をしばらくタッチすると表示されるナビゲーションに従って操作することで立体画像として閲覧可能です。

入って最初にお出迎えするのが値段が頭おかしいと評判になったあの『モノノ怪』グッズたち。
おもいっきり鏡に映り込んじゃってますねあたくし…。

こっちは退魔の剣と薬箱。
チャリティ商品とはいえこれで248000円を安いと見るか高いと見るか…。

そしてこれが秘密基地の全景。
全員が使うマグカップも実際に市販されている商品ということで当然ながら再現度はカンペキ。
さすがにハシゴに登ることはできないのでご注意。

どこからチョロまかしてきたのか銭湯の暖簾。
展示物に触れることはできないけど自由に歩き回ることはできます。

中央の丸テーブルは工事現場に転がってる木製のケーブルリールを流用してるみたい。
こういう設定はアニメの画面だけでは気付きにくいね。

別角度からソファといっしょに。

劇中ではあまり出てこないアングルにはこれまたどこかのゴミ捨て場から拾ってきたっぽい謎の調度品が。

ぽっぽのねぐら。布団の上に転がったエロ本までわざわざ作って転がしてあります。
そしてこの梁に刻まれているのは…

もちろん「超平和バスターズ」の落書き!やっぱりこれがないとキマらないね。

けっこう広そうな印象を受けるけど実際にこの中に立ってみると5〜6人でぎゅうぎゅうって感じ。
山小屋というか物置なんでしょうな。

隅っこにはめんまの等身大(?)立て看板が。お腹のところに入ってるサインはめんま役・茅野愛衣さんのもの。
ボタンを押すと「いらっしゃいませぇ〜♪」と挨拶してくれます。

こういう観光写真を立体加工するとその場の臨場感みたいなものがより一層伝わりやすくなる気がするよ。
惜しむらくは肝心の3DSに搭載されたカメラがショボい点なんだけども。

ちなみにこれらの画像は視点をずらして撮影した二枚の写真をStereoPhotoMakerというフリーソフトで加工してます。
簡単な操作ですぐに作成可能なので、3DSとデジカメをお持ちの人は是非ともお試しあれ。

そして翌日20日は朝から松戸まで行ってまいりまった。
この日のお目当てはもちろんグッスマカフェで開催中のまどかカフェ!
こっちもFlickrにUPした普通の写真と一緒に見てみてくださいな。

GWのオープン以来連日長蛇の列ができるほどの大人気で、この日もお店の前に到着した11時少し前には30〜40人ぐらいの順番待ちができてました。
炎天下じりじりと焼かれながらしばらく待っていると整理券の配布が始まり、受け取った整理券は25番。13時〜13時半ごろの案内になると言われ、ちょうどお腹も減ってたのですぐ近所のカレーハウス「印度亭」で食事をとることに。
この「印度亭」は実はマックスファクトリーが経営してるお店で、いわばグッスマカフェとは親戚みたいな関係。840円のランチビュッフェで70分カレーとナン食べ放題!…はとても魅力なんだけど、今日はあとに差し障るので満腹になるまで食べるってわけにはいかなかったのがちょっと残念。

それから小一時間ほど腹ごなしに松戸の駅前を散歩して、いよいよ入店。

店内はあちこちに劇中のシーンや魔女たちの絵を使用したタペストリーや設定画、原画のパネルが展示されてます。
注文したメニューが来るまでこれを眺めてました。

お店の一角には過去のねんどろいど達がずらりと。

そして間もなく発売予定のまどかfigmaももちろん展示されてます。
まどかかわいいよまdしまった!スカートの中の構造どうなってんのか確認し忘れた!

こっちは東日本大震災チャリティの一つ、ねんどろいどぐま子。
チアミクともども予約してあるぜ。

天井から吊られた巨大シャルロット。
ちょうど頭の高さに口があるのでマミられごっこもできるよ。

そうこうしているうちにお食事がきまった。スペシャルメニューのキュゥべえプレートとソウルジェムドリンク『わたしの、最高のともだち』。
キュゥべえプレートはオーソドックスなハヤシライス。バターがよく効いてます。ほむ汁は巨峰ジュースで、中に浮かんだ☆はパイナップル。
食べてる途中の写真も撮ろうかと思ったんだけどね。
コースターとランチョンはしっかり持ち帰って作業部屋のデスクマットの下に敷いてやった。

デザートの「お菓子の魔女の執着」はコーヒークリーム入りのロールケーキ。チョコソースが異様に甘ったるくて、血糖値が音をたてて上がっていく気がしまった。
あとホイップのキメがやや粗いような…。

…といった感じで久々にオタ旅を満喫した二日間でありまった。
地方民はこんなチャンスでもないとこういうの見られないからね。WFついででまた何かおもしろそうなイベントあるかしら。

カテゴリ:イベントルポ, 雑記

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2011年もよろしくお願いしますよ

…って気づいたらもう2月じゃないですかー!やだー!

冬コミ土産のインフルエンザで松の内は台無し、ようやく恢復したと思ったら今度はHDDのディレクトリがぶち壊れて半年分のデータが消失と近年でも類を見ない散々なお正月でありまった。
これで来年には前厄が控えてるとかどんな冗談だ。

というわけで遅くなりまくりましたが冬コミご来場いただいた皆さんありがとうございました!
アキバblog効果があったのかなかったのかは正直よくわかんない感じでしたが新刊『描き逃げ』はおおむね好評だったみたいで胸を撫で下ろしてますよ。とらのあなメロンブックスコミックZiNでも通販まだまだ受付中なのでまだ手に入れてない方はそっちもよろしくね。

そうこうしているうちにこの日曜にはWFですよ。今回はお目当てキットがまだ見つからなくてちょっと寂しいけど(前回と前々回で買いすぎたとも言う)、おニューのカメラぶら下げて足が保つかぎり練り歩く予定であるます。帰宅後に仕事が控えてるのでルポのUPは10日以後になっちゃうかもしれませんが必ずやるのでお待ちあれ。ひょっとしたらとりあえず写真だけ先行してFlickrにUPとか変則的な状況になるかも。

さてさてここで告知が二つ。

2/6開催のサンクリ50で使用するCホール一般待機列誘導用看板イラストを前回に引き続き描かせてもらいまった。
前述のとおりこの日はWFのためモホ面は不参加ですが、こんな感じのCさんがCホールへの順路でお待ちしてるかと思うです。
またサンクリ50回記念として当日に使用されたいろんなイラストを網羅した本が作られる予定だそうで、そっちにも掲載してもらえるはこびになってるみたい。もし見かけたらぜひご覧くださいな。

そしてそして。
コミケなどのオンライン申込サイトとしてお馴染みCircle.msが配布中のiPhone/iPad向け電子同人誌閲覧アプリ『emesCatalog』上で有料作品の配信が開始されまして、うちが申請してた『スクバレ』も配信スタートしてます。偶然とはいえバレンタイン前のこのタイミングで配信開始はやっぱり嬉しいよね。
emesCatalogのアプリ自体がまだまだ開発途上って感じで使い勝手がよくないし、正直iPhoneでは読めたもんじゃない解像度なので、iPadユーザーで電子書籍にもちょいと触れてみたいって人はお試し程度に触れてもらえるとうれしいです。『スクバレ』は有料(¥115)だけどその他いろんなジャンルで無料で配信されてる作品もあるよ。
実本はもう冬コミで完全に売り切れちゃったから未読の人は是非。
これで何が一番嬉しいってAppStoreで現在最新のスクリーンショットに表紙がサムネ表示されてるのよねフフフ。

2/13のコミティアについてはまたWF後に告知しまする。では今年もモホ面と空条さんをどうぞよろしくですよ。

カテゴリ:告知, 雑記

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表現規制条例可決の夜に

新刊作業真っ只中にきちんとしたエントリとして書き上げる時間はさすがにとれないのでツイートのまとめです。twitter始めてもツイートまとめだけでエントリでっち上げるのは止そうと思ってたんだけど色々な意味で場合が場合なんでどうかご容赦のほど。

以下12/16の午前2時30分ごろから4時ごろまでのツイートより。一部言い回し・リンクなど修正してます。

・照らすべき側面の殆どがグレーかつ流動的なせいで問題の重心が定まってない・定められないのが一番つらいんだよな。旗印である「表現の自由を守りたい」は問題の重心を貫いてはいるものの中心ではなく、強引に白黒を決めさせられる場に問題全体を持ち上げやすいよう吊り下げてる糸のようなもの。

・相手もそのへん見抜いてるから「表現の自由を振りかざせば何を描いてもいいと言うのか」とレトリックで攻めてくる。

・でも表現の自由とはそういうことじゃないんだ。何かに触れてけしからんと言うことそれ自体もまた個人の感情に基づいた表現であり、送り手もその自己表現を尊重し甘受する。

・だが政府に「感情」があってもらっては困る。政府の表現とは即ちファシズムだから。

・描きたいと思う感情、読みたい、読みたくない、読ませたくない、全ての感情の尊重、それこそが「表現の自由」なんだと自分は思う。

・つまり表現規制は作家の自由を奪うばかりでなく受け手の自由意志すらも制限しうるものなのだと考えてほしい。

・本を焼く国はいずれ人を焼く、とは物理的な話だけではない。何を読み何を読まないか選ぶ権利を奪われた人の心はぶすぶすと焦げ付いていくだろう。

・自分が気に入らないものを為政者が代わりに潰してくれて溜飲を下げている人もいるだろう。しかし為政者が次に潰しにかかるのがあなた自身でないとは限らないと覚悟だけでもしておいたほうがいい。

・為政者に歯向かうのが必ずしも表現者の使命とは思っていない。だが表現者は為政者の道具であっては絶対にならない。そこに自覚の有無は関係ない。

・内田樹氏のblogに「有害な表現は定義しようにもトートロジーに陥る」とあるが、有害な表現がひとつだけあるとすればそれは「プロパガンダ」だろう。 『非実在有害図書』――内田樹の研究室

・言わせてもらうなら実在世界の写真にでっち上げの記事をつけて売る女性週刊誌こそ世の母親を扇動するプロパガンダ、有害な表現だ。青山卒で普段とても理性的な自分の母でさえ息子の姿より女性週刊誌の記事を基準にしかけたことが一度だけある。

・まあ当時の自分は誰が見ても将来を心配されて当たり前のゴクツブシだったから仕方ないとも言えるんだけどな。

・免疫形成のためだけでなく、そこから生まれるであろう保護者との対話のためにも、子供には良い悪い色んな経験をさせるべきだと思う。表現を規制したいならむしろ報道の皮をかぶり知る権利を笠に着ていい大人の認識を歪ませる似非ジャーナリズムをこそ規制すべきだ。

・と、これは極論。「有害な表現」を定義可能と論証してしまえば危うくなるのはこちらの立場だからね。

・結局は受け手が賢くなるのが一番なんですよ。で、賢くなるためにはやはり様々な表現に触れ、それが自身の価値観に照らしてどうなのかを常に考えることが不可欠。

・政府にとって一番厄介なのは有害な表現でもなければ親の期待を裏切る子供でもない。賢い国民なんです。今回の条例によって国民は賢くなるチャンスの一つを確実に奪われたんです。

カテゴリ:雑記

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東京都青少年健全育成条例改正案について

もうこのタイミングでは遅きに失した感はあるんですけども、とりあえず3月の都議会前に都議各位へ送ったメールの文面を公開してみます。
再提出された案は非実在青少年の時よりも更に悪質になってますが自分の意見はすべてここに集約されてます。
推進派・反対派それぞれ自分の頭でもう一度考えてみてほしいものです。

その1:3/18の都議会前に送付したメール
件名「青少年保護条例改正案について意見します」

前略

BCCにて失礼いたします。
このメールは今月18日に審議予定の東京都青少年保護条例改正案の
審議メンバーである都議会議員先生のうち、HP上でご本人宛の
メールアドレスを公開しておられる先生方全員にお送りしております。

はじめまして。
私は京都市在住でマンガ家のアシスタントをしている○○(本名)と申します。

まもなく審議予定の東京都青少年保護条例改正案について、その内容の
危険さに非常に憂慮しており、本案の廃案を強く願っております。

本案は一見すると「子供の明るい未来を守るため」という大義名分に
よって立っているように考えられます。
青少年の性が悪質な大人によって食い物にされ、感受性豊かなその心に
回復不可能な傷を与える事件が絶えない昨今、至極真っ当な案であると
お考えの先生もいらっしゃるかも知れません。

しかしながら本案は「子供の人権を尊重する」以前に、我が国の憲法で
保障されている言論の自由を著しく侵害していることも間違いありません。
なぜなら本案で唐突に生まれた造語「非実在青少年」の定義が非常に
曖昧であり、担当者の胸先三寸で如何様にも判断可能な、いわゆる
「ザル法」としての性質がとても強いためです。

そして本案は、出版社やアニメーション制作会社がほぼ東京都内に一極集中
している現在、可決されれば法律と同様の拘束力を持つことになります。
本来的に法律の下位存在であるべき条例が法律なみに機能することもまた
憲法違反となります。

本案で規制を行おうとしているマンガ・アニメーションは活字と同じ
表現の一手段です。
表現とは――内容の貴賤を問わず――受け手の感性に何かしらを訴えかけ、
感情を大きく揺さぶることそれ自体が本来の目的です。
本案は極論すればそうした表現活動全体に向かって
「感情を一定以上に揺り動かす表現はけしからん。
そんなものが存在してはならない」
と言っているのと同義なのです。

確かに活字に比べて絵がより直感的に人間の心理に働きかけることも間違い
ないでしょう。ですがそれを理由にマンガやアニメだけを規制し、活字媒体の
非実在青少年に該当する描写は一切お咎めなし、というのも逆に不思議です。

そもそも国が、自治体が「子供の人権を尊重する」とはどういうことなのか。
子供に何を見せるか、そこから何を得させるかを管理するのは各家庭レベルの
お話です。
そしてあくまで選択権は子供達にあります。
その選択権を頭ごなしに奪うことが果たして「人権を尊重」していると
言えるのでしょうか。
世界の多様性、自由意志に基づく選択の価値を知らないままに成人させ
社会へ送り出すことが「教育」と呼べるのでしょうか。
それとも本邦では公民権だけではなく基本的人権も子供には存在せず、諾々と
大人の敷いたレールを進みなさいとする方針なのでしょうか。
どちらにせよ違憲であることは疑いありません。

ロックの譬えを出すまでもなく、自分の理解の埒外で盛り上がっている若者に
眉を顰める老人、という構図は過去連綿と続いてきました。
そうしたジェネレーションギャップで不当な暴力を受けた経験を持たぬまま
権力を手にできる年齢になったエリートは時として権力を振るう際の力加減が
わからない場合があります(石原都知事に関しては過去の意趣返しのつもり
なのかも知れませんが)。
今回の問題も根は同じと考えます。
権力を笠に着たヒステリックな運動を是とするのが近代日本の歩むべき
道なのか。甚だ疑問です。

また本案は同時に、世界的に行われている所謂「ゾーニング」が少なくとも
東京都では意味をなしていないと開き直って見せることになります。
世界に名だたる識字率を誇る日本の首都が都民の文盲を喧伝するわけですから
なんとも滑稽なお話です。

ここで誤解なきようお願いしたいのですが、私は児童ポルノ規制には
勿論賛成です。
実際に子供が害される以上ゾーニングの徹底で済む話ではありません。
児童ポルノ問題と本案を地続きに考えるのは、それこそ現実と虚構の区別が
ついていない愚考であると断言します。

私自身は政治に不勉強ではありますが、そんな私でも本案の孕む危険性は
充分に推し量れます。
改めて本案の廃案を強く希望し、このメールとほぼ同じ主旨の内容のメールを
私の住む選挙区の国会議員各位にもお送りする予定です。

乱文失礼いたしました。

草々
2010年3月16日

その2:先の都議会にて「継続審議」の判断が下されたのを受けて送付したメール
件名「青少年保護条例改正案の継続審議について意見します」

前略

BCCにて失礼いたします。
このメールは現在継続審議中の東京都青少年保護条例改正案の
審議メンバーである都議会議員先生のうち、HP上でご本人宛の
メールアドレスを公開しておられる先生方全員にお送りしております。

3/16付で件名「青少年保護条例改正案について意見します」にて
東京都青少年保護条例改正案に関して意見差し上げた○○(本名)と申します。

本案が都議会において継続審議と判断され、より深い議論が必要であると
議会の意見の一致を見たことに対して、本案へ大きな危惧を抱いていた者として
非常に嬉しく思います。

意見メールでも申しあげた通り、本案は青少年の健全育成を大義名分とした
憲法違反の言論弾圧につながるあまりにも無茶な規制内容を含んでいます。
たしかに「表現」と呼ぶには些か行きすぎた内容のものもあるでしょう。しかし
それを規制するのはあくまでも出版社および原作者のモラルに任せるべきで
行政の判断に委ねる性格のものでは決してないと考えます。
今回の継続審議に至る議論の中でこうした冷静な意見がほぼ総意として
出てきたことを大いに評価します。

児童ポルノ規制に関して世界的にも先進国であるアメリカでも2002年には
広範な二次元の規制について連邦最高裁判所で違憲の判決が出ており
(Ashcroft v. Free Speech Coalition, 2002)、この条例が世界レベルでも
異常であることは否めませんから、今回の議会の判断は至極真っ当であると
考えます。
さらには日本のマンガやアニメーションへの関心が深いフランスでも本案は
話題となっているそうで、もはや問題は日本だけの狭い範囲では
なくなりつつあります。

参考記事「秋元貴之の電子辞書と電子書籍のブログ:
          東京都、児童ポルノ取締り強化を検討」
URL→http://shacho.thoton.co.jp/?eid=971296

また本案を推進するメンバーの中に、かの志布志事件当時に鹿児島県警本部長と
いう事件の当事者も同然のポストに就いていた倉田潤氏がいらっしゃることにも
非常に強い違和感を覚えます。
言葉は悪いですが、倉田氏のようなウォーモンガー的人物の前では本案は
まさに狂人に新たな刃物を与えてしまうようなものであるとさえ感じます。

本案の継続審議につきまして、先生方には引き続き廃案も視野に入れた上で
最大限に冷静かつ中立的な立場での議論を望みます。

草々

カテゴリ:雑記

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