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BUBBAチュチュ完成ー

いやっほいBUBBAさんのチュチュが完成したぜ!
やっぱり専用デスクと塗装ブースにじっくり腰を据えると今まで時間に追われてつい雑になってた部分とかもより深く取り組めるね。
そして一眼導入後最初のガレージキット。画作りも自然と気合いが入るというもの。
ってわけで写真は全てクリックで拡大であります。さらに大きな写真はFlickrに載っけてるのであわせてご覧あれ。

七咲以来1年3ヶ月ぶりのガレージキットは'08年に販売されたチュチュ(プリンセスチュチュ)であります。
セーラームーンでこっちの世界に舞い戻った空条さんにとって伊藤郁子キャラは問答無用でどストライクなんだけど、初売のWFではとっくに完売、その次の5月のWHF以降は販売なしと無念のほぞを噛んでいたキット。
結局どーーーーしても欲しくてヤフオクで探してみると定価にちょっとイロがついた程度で落札でき、合間合間に表面処理を続け今回の完成に至ったのでした。
BUBBAさんといえばギンギンのエッジとつややかな曲面、そして肉感。
そのどれもがまさに伊藤郁子キャラを作るためにあったかのようなマッチ具合には完成させて改めて嘆息が漏れるのですよ。

瞳は今回初めてラッカーのエアブラシでグラデーションをつけてみまった。
エナメルのコントロールがヘタッピで思うようなグラデーションが作れないのと、郁子さんキャラにはソリッドな印象の目が不可欠と思ったのがその主な理由。あと瞳自体が大きいからやりやすいだろうってのもあるけどね。
マスキングで慎重になりすぎたせいでテープの厚みにエアブラシが少し蹴られちゃいまった。これは次回の課題だなー。
眉毛やまつげ、瞳の輪郭線も目ぢからを強くしたかったのでブラック一色で描いてます。
アホまつげは説明書だと「アルミ缶を切り出して作ってください」とあったんだけど100均のつけまつげをカットして移植した方が細くて綺麗なのが簡単に用意できるしってことで。いっぺんやってみたかったんだよねーこれ。

ペンダントトップははじめエナメルで塗ってたんだけどどうも厚ぼったくなってディテールが埋まってしまうためゴールド以外ラッカーの筆塗りでいくことに。
リングはクレオスのアルミを黒立ち上げでエアブラシ、その上からクリアイエロー3:クリアオレンジ1ぐらい。
頭のクラウンも同じ色で吹いてますが、こっちの方はややプラチナゴールドっぽくなるよう薄めにしか吹いてません。
リングは鎖骨のところで瞬着点付け、トップはベースのラインストーンを貼るのに使った透明のボンドで肌に固定してます。

BUBBAさんの作例では衣装は全てレジンの白を活かしたサフレスだったけど、自分でやろうとしても胴体とスカートとのつなぎ目はうまく消せる気がしなくて(一応シアノンを使ってあまり目立たないようにはしたんだけどね)普通にサフを吹いてガイアノーツのアルティメットホワイトで塗装してます。
完全な屋内塗装になったのでサフもこれまでの缶サフではスプレーとパーツに充分な距離が取れないため今回から瓶サフに切り替えまった。そのおかげで塗膜が今までよりだいぶ薄くできた気がするよ。
肌はクレオスの『みるきぃ★ぱすてる』ハニーオレンジとルビーオレンジを2:1ぐらいの割合にガイアノーツのクリアオレンジ微量、純色シアンごく微量でシャドウ。同じくハニーオレンジ2:ルビーオレンジ1にクリアイエロー微量とアルティメットホワイト少量で明部をエアブラシ。光沢調整はフィニッシャーズのスーパーフラットコートに光沢調整剤2割程度の半ツヤで。
純色シアンは色を不必要に濁らせずに落ち着かせられてすごく使いやすかったですよ。衣装のシャドウもアルティメットホワイトに純色シアンをちょっぴり混ぜて吹いてます。
アルティメットホワイトは確かに純白にできるんだけどちょっと油断するとすぐ砂吹き状態になってしまいコントロールにやや難儀した印象。ひょっとしてサフEVOと中身一緒なんじゃ…。

この造形でバレエの緊張感が最もよく表現されてるのはたぶんこの背中、棘下筋から広背筋のあたりです。
組み立て後はイマイチ見えにくくなっちゃうけどここは絶対に手を抜けないと思い細心の注意を払って陰影をつけまった。
羽根は2000番まで磨き込んでフィニッシャーズのオートクリアーで2〜3層コート、コンパウンドで研ぎ出してます。

やまとから出ているベルベットの完成品で知っている人も多いでしょうが、BUBBAさんが作る手指はほんとに恐ろしいぐらい繊細。
繊細すぎて左手の薬指が折れた時は死ぬかと思った。

ベースにあしらったラインストーンはお店に実物を持っていって作例写真とにらめっこしながらチョイスしたもの。小さいのが2mmライトアメジスト、中ぐらいのが3mmサファイアとヴィンテージローズ、大きいのが4×8mmクリスタル。
4×8mmは作例のような色つきのがなかったのでそれぞれクリアレッドと純色シアン(布が写り込んで赤く見えるけど側面に貼ってあるほう)で塗ってます。
このベースも本来ならクリアコートするだけで陶器のような質感が得られるはずだったんだけど、何を考えてたのかベースだけ長いこと窓際へ置きっぱなしにしてたせいで見るも無惨に黄変してしまい、細かな傷も付いていたので泣く泣く塗装+コンパウンドでツヤ出し。衣装をサフレスにしなかったのはこの黄変を見てたからってのもあります。完成直後は綺麗でも黄ばんじゃったらかわいそうだしね…。

トウシューズだけピンクの上からAGパール・ホワイトを軽く吹いてあります。
この足首部分、靴底は別パーツなんですが、右足首の中は踵のあたりまでくり抜いてあって、なんと爪先のガイドに沿って開口すれば2mm真鍮線がベストの角度で差し込める精度の溝が彫ってある(さらに靴底パーツでガッチリ挟み込める)んですよ。そしてベースの方も裏側に結構長めのガイド穴があるおかげでそれほど気を付けなくてもすんなり垂直に開口できる念の入りよう。ここの角度がおかしいと全部が破綻してしまいますからな。これはとても嬉しい。
その他の接合部も高い精度のダボと軸打ちのガイドが用意してあって、実は見かけ以上に作る人に優しい、形にしやすいキットなのであります。
そのぶん背中の羽根やブレスレットみたいな軸が打てなくてのりしろも少ないパーツはけっこう難物なんだけどね…。

今回導入の新兵器はハイキューパーツの瞳用ジェルクリア。付属の紫外線LED照射で硬化します。瞳塗装でエナメルとクリアを何層も重ねるとどうしてもデコボコしてしまうけど、流動性がそこそこあるため薄く盛りつけるだけで表面張力で平滑な面が得られます。
が、あくまで塗料ではなくパテの一種のため拭い取るのは難しいです。盛りつけすぎるとなんだか目いっぱいに涙を溜めているみたいになっちゃうのでやりすぎないよう注意が必要。
んでこれ瞳のコーティングにももちろん使ってるんだけど、実はスカートのクリアパーツの数箇所に注型不良の穴があって、それを埋めるのにもすごく役立ちまった。
他にもバリと間違えて削り落としちゃったペンダントトップのディテール再建にも利用してます。全然わかんないでしょ。自分でもこれ書いてて思い出したぐらいだから。
切削性・透明度ともに申し分ない使い心地で、今回のようなクリアパーツのちょっとした修復にはもってこいのマテリアルだと思います。オススメ。

つごう一週間ほどかけて塗装・仕上げを行ったわけですが、こと模型に関しては「拙速は巧遅に勝る」は当てはまらないなあ、と。
これが仕事になってくると事情も違うんだろうけど趣味の範疇でやってるぶんには時間かけただけ完成度も追い込めるんだとつくづく思いまった。
目も今までなら長くて半日だったけど、エアブラシのマスキングまで含めると丸一日以上はかかったし。
その過程でまだまだ次回に残る課題も山ほどあると痛感。精進せねば。

最後の写真は3DS対応。クリック先を3DSブラウザで閲覧すると立体で見られますよ。

さあて次は何を作ろうか。積みキットなら向こう7〜8年は困らない程度にあるぜ!…あるぜ…。

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