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WF☆20に行ってきた・序章"|Syndicate this site(XML)|WF☆20に行ってきた・その2『はっはっは!ハズレや!』"

WF☆20に行ってきた・その1『そんなにヒールちゃいますよ?』

※手元のメモを見つつ思い出しながら書いているので、随時修正or追記が入ります。悪しからず。誤記に関してご指摘いただいた読者の方、ありがとうございます。

そんなわけで13時、第1部スタート。

「一応アンチョコ用意してきたんですけど」と手元の資料を掲げるがトークなんて完全に専門外のテクニックがあるはずもなく、浅井・寒河江両氏とものっけからテンパり気味。
それもそのはず、会場にはあの『悪の枢軸』海洋堂のムッシュBOMEが多忙を押してわざわざこれだけのために朝から上京して自腹で見に来ていたのだ
すわ海洋堂の偵察か牽制工作かと色めき立つ場内だが当のムッシュは完全にお楽しみモードでくつろいでいた。以後ことあるごとに壇上へ上がらないかと振られるムッシュだがそこはオトナ。あくまで一人の観客としての姿勢を貫いていた。途中からマイク渡されてたけど

さて件の『WF20』。サイトで浅井氏も暴露していたように、彼が中止の第一報を知らされたのは海洋堂からの通知でなければイベンターであるアークライトからの通知でもなく早売りのホビージャパン掲載記事を見て知ったファンからのタレコミによってだったと言う。既にその時点で海洋堂からゲスト出演を依頼されており、ゲストだけではとディーラーとしての二重参加を決めていた浅井氏と、同じくディーラー参加予定だった寒河江氏は同夜には電話のやりとりで「っていうかトークイベントならLPOあたりでできることだし、どうせならWF20と同じ日にバッティングさせたら当てつけみたいで面白いよね」と盛り上がり、寒河江氏は切ったその電話でそのままLPOに会場を押さえてしまったのだそうだ。なにしろ寒河江氏はWF20会場での独自企画として「WF20周年おめでとう映像」を撮影してやろうと既に20万円ほどかけてビデオカメラを購入してしまった後だったのだから笑い事では済まない。

会場こそ押さえたものの何をやるかは実質それから3ヶ月間は手つかずで、具体的に回りはじめたのは今年に入ってからだとか。そして本物のWF20がこんな形でポシャったからにはきちんとその代替イベントとしてそれなりに体裁を整えねばと浅井氏はホビージャパン編集部の大掃除に便乗して過去のHJ誌バックナンバーを揃え、首っ引きで資料を集めまくる。どうもネット界隈では「どうせアンチWFでアジって終わりなんだろ」みたいな空気が流れているようだが、それこそこの業界の最深部に20年間関わって手を動かし続けてきた浅井氏が今さらそんなバカげたことをやってもなんの意味もないことは誰の目にも明らか。誰でもない彼自身がこれまでの20年間をもう一度見つめなおし、今後につなげる足がかりとしたいからに他ならない。

この時点でまず声をかけたのがGAINAXの佐藤てんちょと首藤氏。本家WF20の立案メンバーとして悪者扱いされている佐藤てんちょを味方につけておけばとりあえず海洋堂も下手な手出しはできまいとの策略であったという。

また浅井氏が3週間かかりっきりで編纂した今回のガイドブックの表紙イラスト(上画像)はそのままWF20で使われる予定だった(中止に伴いWF2006冬ガイドブックの表紙イラストとして流用された)水玉蛍之丞・藤田幸久両氏による合作イラストの担当キャラ反転バージョンだが、この依頼を出した際に水玉氏も「当てつけみたいで面白いよね」と快諾してくれたのだそうだ。

その後、友人の結婚式に列席するためハワイに行っていた浅井氏の元へ海洋堂のボス宮脇専務から「連絡くれ」と留守番電話が入る
しまった。もうしばらく隠しておくつもりがバレた。こりゃ怒鳴りつけられるな。仕方なく肚を括って専務に連絡を取る。

「2年前のギャラが未払いになってたんで」

…取り越し苦労とはこのことかと胸を撫で下ろすと同時に、いずれ話さなければならないならと企画の話を切り出すと「なんや、そんなこと考えとったんかいな。面白いやないけ」の一言であっさりとOKが。これで晴れてなんの憂いもなくイベントが開催できる目処がついた。
もともと面白いことならなんでもOKな気質を持つ専務のことだったので事情さえ話せば厭な顔はしないだろうという目論見も浅井氏にはあったのだろう。
なにしろいつも海洋堂のレジに立って模型を作っていた「若旦那」とは小中学生の頃からの顔見知り。そこら辺の匙加減は風評しか知らない人にはあずかり知ることのないものがあるのだろう。

WF20は専務の持つ『SFコンへの憧れ』を実現しようとしたところに端を発するという。ゼネプロからWFを引き継いだ当時より専務は何かにつけて「あこがれのDAICON」という言葉を口にしていたというし、それならばクローズドな同志だけのテーブルパーティ、車座の体裁、ホテル開催に拘ったのも納得がいく(そのハコをアークライトの常小屋である横プリにされてしまったのは偏にアークライトの責任であるだろうとは思うが)。唯一最大の問題だったのはそれを「一個人・宮脇修一が開催するパーティ」としてでなく「海洋堂が主催するワンダーフェスティバルの一環」としてしまったところにあるのだろう。
人間として面白い人ではあるかも知れないが、経営者としては二流、三流であると言わざる得ない、それが率直な感想である。

そしてあの一連の騒ぎの中で何よりも解せないのが、それならそれで正直に包み隠さず発表すればいいものを無理矢理ワケのわからない理屈をつけて逆ギレのようなコメントを「公式に」出してしまう

の目論見である(写真はOHPに映し出された寒河江氏のラクガキ)。
ところで写真の彼、今回の企画についていずこかから挙がった「参加するの?」との問いにはにべもなく「行くかよ!」と一蹴して終わったとか終わらなかったとか。

先にも書いたが浅井氏には専務との少なからぬ思い出がある。そのためか昨今の海洋堂を称した『悪の帝国』的な呼ばれ方には異を唱えたい…というか「潰瘍そんなヒールちゃいますよ?」と呼びかけていたのが印象に残った。どうやら全てはスポークスマン(或いはプロパガンダ流布の元締め)たる写真の人物に因るところであると考えた方が自然なようだ。

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